こんにちは、さややです。羽生結弦(はにゅうゆづる)選手の2019ー2020シーズンは、グランプリファイナルと全日本選手権が2位となり、プログラムを変更した四大陸選手権を優勝で飾りました。ショパンの「バラード第一番、安倍晴明を演じた「SEIMEI」は平昌オリンピックのプログラムですが、衣装(コスチューム)は微妙に変えてきています!羽生選手の衣装へのこだわりは?当ブログでは、羽生結弦選手の衣装について、どこよりもわかりやすくお届けします。
目次
羽生結弦、Otonal(秋によせて)、2019ショートプログラム新衣装はさざなみのようなブルー
曲は昨シーズンのOtonal(秋によせて)を今季も滑りますが、衣装が変更になりました。
水色のさざ波が重なっていくようなデザインです。この曲の繊細な雰囲気にすごくあっていますね。
ブルーのレースの手袋も個人的にはツボ。手が透けて見えることで指先のニュアンスが伝わってきます。

スケートカナダ・男子SPを終え、ホットした表情を見せる羽生(撮影・菅敏)日刊スポーツ
4回転サルコウが転倒、トリプルアクセル(美しい)、4回転トゥループ+3回転トゥループ(美しい!)のジャンプ構成でした。
4回転のコンビネーションが美し過ぎて…GOE3.99、すごい加点が出ています。
羽生結弦、フリーOriginの衣装デザイナーは?
チャレンジャーシリーズ「オータムクラシック」を優勝で飾った羽生選手。
曲は昨季から継続ですが、こちらの衣装も新調しています。

オータムクラシック(共同)
羽生選手は腕からウエストにかけての身体の線が美しいんですよね〜!
上半身が紫のレースでおおわれていて、体型があらわになってしまうデザインですが、着こなしてしまっていてすごい。
昨シーズンの「黒」から、今シーズンは「紫」に衣裳を変えました。
昨年は野生動物のような印象もうけましたが、同じ曲でも今季はイメージを一変させています。
衣装がプログラムにあたえる影響をテレビで語っていました。
衣装によっても演じ方の雰囲気が全然違うと、こだわりを見せています。
今シーズンは優美な印象ですね~
演技冒頭で、背中がアップになるのですが、首元と腰に、紫のレースに薔薇と蝶があしらわれていて、スワロフスキーが輝いて、とってもキレイ…!
強くて、美しいという羽生選手の相反する魅力を融合させてしまったようなデザイン。
男女を超えてしまった美しさですね〜〜
背中から見たときに映える衣装。
とても凝っていてすてきなデザイン!デザイナーはだれなのか、気になりますね。
羽生結弦、フリーSEIMEIの衣装はどう変わった?
四大陸選手権でお披露目になった新衣装。

四大陸選手権 写真・矢口亨(スポーツ報知)
大きな変更は直衣(上着)の下に着ている単が明るい緑になっていることですね。
これは平昌オリンピックのとき。単が紫です。
衿元と肩から生地がのぞいているだけで生地の面積は少ないです。
ぱっと見て「変わった!」と感じるくらい、印象が変わっていますね。
春に向けて、緑が萌えていくイメージでしょうか。
羽生結弦、バラード1番の衣装はどう変わった?
ショートプログラム世界最高得点をふたたび更新した「ショパンのバラード1番」。
四大陸選手権でお披露目になった新衣装はこちら。
白から淡いブルーのグラデーションが、そでとウエストにかけて入っています。
ウエストは金のサッシュベルトで、黒のパンツ。
衿元のビジューがきれいで、ノーブルな印象。
平昌オリンピックのときの「バラード1番」の衣装がこちら。
むむ?どこが変わったんでしょう?「SEIMEI」ほど変更点がわかりにくいですね。
羽生は演技後「衣装もちょっとした変更があって、そういったものも(観客に)改めて楽しんでいただけたらと思っていた」と話すと、変更点について「色です」と話した。平昌五輪当時と比べると明るい水色からより緑がかっているようにも見える。元に戻すのではなく、微妙な変化をもたらすあたり、羽生のエンターテイナーとしての一面をのぞかせた。(中日スポーツ2月7日)
見比べてみれば、うっすらと緑みがかかっているかな?
より透明感を感じる水色ですね。
この衣装でゆったりと大きなイーグルを回られると、氷の精のようでうっとりです。
繊細な変化でも、演じる本人には感じられるこだわりがあるそうです。
この衣装をデザインしたのは、伊藤聡美(いとうさとみ)さん
羽生結弦選手のほか、宇野昌磨選手、宮原知子選手、本田真凜選手、紀平梨花選手などトップスケーターの衣装を手がけています。
羽生選手の信頼も厚いようで、過去にも衣装デザインをてがけています。
これはエキシビション「Notte stellata」。
白鳥のイメージでしょうか。白い羽がとってもきれいです。
伊藤さんのデザインは個性的で、「すてき!」「見たことないデザイン」と感心してしまいます。
ビジュー(bijou)ってなに?
ビジュー(bijou)とは、フランス語で「宝石、装身具」という意味。宝石や珠玉、またはそのような細工物、装身具のことです。もともとは指輪、ネックレス、ブローチなどの装飾具をビジューと呼んでいましたが、最近では、洋服についている装飾もビジューと呼ぶようになりました。
フィギュアスケートの衣装には、飾りとしてビーズやスワロフスキークリスタルなどがついていますが、それをビジューといっています。
羽生選手の今季フリー衣装の背中部分です。
スワロフスキービーズやレースがふんだんに使われていて、とても美しいですね。
プログラム曲は昨季から継続ですが、どちらの衣装も新しくデザインしたものを作って、プログラムのイメージをさらに高めることに成功していると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。