『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』に出演されることが発表され、フィギュアスケートファンからも注目を集めている女優、森田望智(もりたみさと)さんについて深掘りしていきます。
彼女の意外なフィギュアスケートの経歴や、女優としての素晴らしい演技力、そして注目の出演作について、どこよりもわかりやすくご紹介しますね。
目次
森田望智のフィギュアスケート経験、選手としての側面は?
森田望智さんは、3歳からフィギュアスケートを始め、小学校時代は、新横浜プリンスクラブというフィギュアスケートクラブに所属されていました。
フィギュアスケーター西田美和さんが自身のInstagramで、小学校時代に森田望智さんを指導していたことを明かしています。

miwa_nishida Instagramより
フィギュアスケートクラブとは、単に楽しむための「教室」とは異なり、選手育成を目指し、大会出場やバッジテストを受けて級を取得していく本格的な場所です。
2019年に「小学校時代のすべてをささげました」と小さなスケート靴の写真を投稿していました。
大掃除中発見。私の手の平サイズ。10年間、小学校時代の全てをフィギュアに捧げました。将来の夢はスケート選手!って周りの子全員が言った時の衝撃といったら。スポーツの世界は分かりやすい。絶対なれないと子供ながらに分かってたけど、これは紛れもない私の青春。 pic.twitter.com/F4Mb0r3srb
— 森田望智 Misato Morita (@moritamisato) July 18, 2019
小学校の生活のほとんどをフィギュアスケートに捧げ、「将来の夢はスケート選手!」と周りの子がみんな言っている中で、自分は「スケート選手にはなれないな」と悟った瞬間があったそうです。
それは、始めてすぐの段階で感じたことで、3年ほど続けていた頃に新しい子が急に入ってきて、わずか1ヶ月から3ヶ月で森田さんを追い抜いていった経験があったからだとか。
その時、「こういう子が世の中にいるんだ」と思い、「この子はきっと頑張ってスケート選手になるんだろうな」と感じたそうです。
(ちょっとマンガ『メダリスト』を思い出しますね!)
それ以来、練習が辛くなったこともあったそうですが、滑ることが好きだったため、ずっと続けていたとのこと。
(下記の動画から)
子供の頃から憧れ、同時に「叶わぬ夢だ」と思っていたフィギュアスケートの世界に、女優として再び関わる機会が巡ってきたことは、ご本人にとっても夢のようだそうです。
公式Instagramで、森田さんが村元哉中(むらもとかな)さんと滑っている様子がアップされました。
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スピンしている姿を見て「さすが経験者!」と感激しました。
過去4回『氷艶』の俳優陣の中で、福士誠治さんのように上手に滑ることができる人はいても
森田さんのようにスピンまでしている人は見たことがありません!
森田さんの演技力&スケート力が『氷艶』の世界にどのように輝くのか、
とてもワクワクしますね!
こんなふうにスケートが滑ることが好きで続けていたのに
「選手としては成績が出せない」という人は実はたくさんいます。
テレビでみるような「全日本選手権」や「世界選手権」で活躍するトップ選手は
一握りの人たち。
でも、それ以外にも魅力的なスケーターはたくさんいるので、
スケート大好き少女だった森田さんが、
アイスショー『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』で活躍してくれること、
いちスケートファンとして私もとても心躍ります!
アイスショー『氷艶』で演じる阿曽媛役について?
森田望智さんがご出演されるアイスショー『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』は、2025年7月5日から7日にかけて横浜アリーナで開催されます。
この『氷艶』は、フィギュアスケートの美しい演技と感情表現を通じて日本文化を伝える、ストーリー仕立てのアイスショーとして知られています。
過去には歌舞伎や源氏物語、銀河鉄道の夜などをモチーフにしてきました。
第4弾となる今作では、主演の高橋大輔さんの故郷である岡山の昔話「桃太郎」の元になった「温羅伝説」をベースに、大義のぶつかり合いが描かれます。
森田さんが演じるのは「阿曽媛(あそひめ)」という役です。
物語では、王・温羅(高橋大輔さん)が原住民の長・八雲の妹である阿曽媛との結婚を控えている状況で、朝廷の殺戮兵器である吉備津彦(増田貴久さん)が現れ、温羅の命と土地を狙うという壮大なストーリーが展開されます。
高橋大輔さんの婚約者役という大きな役につきました。
森田望智さんは、『氷艶』への出演について
「幼い頃から憧れ、同時に叶わぬ夢だと思っていたフィギュアスケートの世界。今回、高橋大輔さん、荒川静香さんをはじめ、素晴らしいスケーターの皆さんと同じ氷の上に立てることが夢のようで、『わたしなんて』と諦めていた小学生の自分に盛大な自慢をしてやりたいです」
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とコメントされています。また、「お芝居の道でコツコツ出会ってきた宝物のような体験たちを、微力ながら、スケート靴を履いてリンクに運ぶことができたら幸せです。子供の頃、スケートで紡いだご縁のある皆さんに恩返しができますように」
フィギュアスケートへの深い思いと、今回の役への抱負を語られています。
これを読んで、胸がいっぱいになってしまいました。
森田さんはこのあと触れるように、2024年は朝の連続テレビ小説『虎に翼』で花江役、実写版『シティーハンター』で牧村香役と大活躍!
私自身もこの作品ですっかりファンになってしまったんです。
その森田さんがフィギュアスケートへの愛をもって『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』のリンクに立ってくれることにワクワクしています。
森田望智は「カメレオン女優」と称される演技力がすごい?
森田望智さんは、「どんな役柄も演じてしまう」「出演作品ごとに雰囲気が変わる」と評される、まさに「カメレオン女優」と呼ばれるにふさわしい方です。
テレビドラマオタクのエッセイストの方からは、早くも「“すごいの”がやって来たという期待が溢れ返る女優さん」と絶賛されています。
彼女の演技スタイルは、役柄にどっぷりと入り込む「憑依型女優」として知られています。
だからこそ、役ごとに全く異なる喋り方や表現を見せることができ、視聴者にとっても毎回新鮮な驚きがあるのです。
Netflixドラマ『全裸監督』では、大胆で感情的な演技で主人公の運命を大きく変えるヒロイン・恵美(のちの黒木香)を体当たりで演じ、国内外で大きな反響を呼びました。
この作品での演技が評価され、第24回釜山国際映画祭のアジアコンテンツアワードで最優秀新人賞を受賞されています。
一方で、彼女の「独特な喋り方」や「強い感情表現」については、一部の視聴者から「癖が強すぎる」「わざとらしい」「やりすぎでは?」といった賛否両論の意見があるのも事実です。
しかし、これは森田さんが役柄に合わせた演技をするプロ意識の高さによるものであり、役の人間性を深く掘り下げ、自身をその役に徹して表現しようとする証でもあります。
彼女の個性的な表現力こそが、多くのファンに支持されている魅力の一つと言えるでしょう。
朝ドラ『虎に翼』での猪爪花江役の演技は?
現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、森田望智さんは主人公・寅子(伊藤沙莉さん)の親友であり義姉の猪爪花江(いのつめはなえ)役を好演されています。
彼女にとって朝ドラ出演は、2021年度前期の『おかえりモネ』以来、2度目となります。
花江は、女学校時代からの寅子の親友で、後に寅子の兄・直道と結婚し、猪爪家の義姉となります。
結婚を夢見る花江は、職業婦人になりたいという寅子とは対照的な存在として描かれています。
森田さんは、花江役のオーディションを自ら強く望んでいたそうで、「伊藤沙莉ちゃんのヒロイン発表があって、これは絶対に見るぞって思っていた」「自分がすごくいいと思っている作品から声をかけていただいたことがまず、とても嬉しかった」と語っています。
朝ドラのオーディションには何度も挑戦しては落ちていた経験がある中で、オーディションなしで役をもらえたことに、「信頼していただけるありがたみと責任感」を強く感じたそうです。
花江の特徴的な「ゆったりとした口調」や「少し粘っこい話し方」は、
森田さんが役作りの中で「衣装から逆算」して生み出したものだとか。台本のセリフの語尾にハートマークや音符マークがついていたことから、「かわいらしいしゃべり方」を連想し、可愛らしい着物の衣装に合う話し方を追求したそうです。
視聴者からは「花江さんと真逆な感じの役しか見たことがなかったから新鮮!」
「花江は野坂先輩(『おかえりモネ』)とは全くの別人格」と、その役柄ごとの演じ分けの幅広さが絶賛されています。
Netflix映画『シティーハンター』での槇村香役の評判と評価は?
森田望智さんは、Netflixで配信中の実写版『シティーハンター』でヒロインの槇村香(まきむらかおり)役を演じ、大きな話題となりました。
この作品の出演が決まるまで、森田さん自身は原作漫画やアニメを知らなかったそうですが、役が決まってから原作漫画はもちろん、テレビアニメも全話観て準備したとのこと。
香役を演じるにあたり、アニメ版で香を演じている声優の伊倉一恵さんをとても尊敬しており、そのマインドを持ちつつも、自身の香像を強く持つことを意識したそうです。
特に香の特徴的な声質が出る部分はファンにとって重要なポイントだと考え、全てを真似するのではなく、要所で近づけられるよう努力を重ねたと語っています。その結果、「オリジナルにかなり近い!」と好意的な評価を受ける一方で、「ちょっと作りすぎでは?」と感じた視聴者もいたようで、喋り方に関しては賛否両論でした。
森田さんの魅力の一つとして、「昭和明菜フェイス」と呼ばれる、ぱっちりとした瞳ではなく、少し眠そうな奥二重と、艶っぽさを醸し出すぽってりとした唇の顔立ちが挙げられています。
この顔立ちが、『シティーハンター』の1980年代から1990年代という舞台設定に完璧にマッチし、当時のデニムスタイルや重めのヘアスタイルを着こなすことができた要因だそうです。
また、役のために女優キャリア初のショートヘアにも挑戦されました。森田さんは香の魅力を「すごくいい意味で、今まで会ったことのない強い人と言いますか、もちろん弱さもあるしまだまだ幼さもあるんですけど、彼女自身が持つハートの強さみたいなところは誰にも負けないんだろうな」と感じたそうです。
森田望智さんの経歴、生年月日などプロフィール
森田望智(もりた みさと)さんのプロフィールは以下の通りです。
生年月日:1996年9月13日(現在27歳、今年28歳になられます)
出身地:神奈川県
身長:163cm
血液型:O型
所属事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ
彼女のキャリアは、2011年にテレビCMで女優としての活動をスタートしました。
小学校5年生の時にフィギュアスケートをしていた際にスカウトされ芸能界入りしたそうですが、最初の5〜6年間は学業優先で本格的な仕事はしていなかったそうです。
高校生になってからオーディションを受けるようになったものの、なかなか受からず、大学に入ってから本格的に女優業に取り組み始めたといいます。
転機となったのは、2019年8月に配信開始されたNetflixの『全裸監督』で、体当たりのヒロイン役を演じ、大きな注目を集めました。
この作品で釜山国際映画祭のアジアコンテンツアワード最優秀新人賞を受賞したことをきっかけに、映画やドラマのオファーが殺到し、現在に至ります。
その他の主な出演作としては、ドラマ『恋する母たち』(TBS系・2020年)での不倫相手役や、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年)、NHK『作りたい女と食べたい女』(2022年、2024年)、フジテレビ系『バイバイ、マイフレンド』(2023年)での地上波連続テレビドラマ初主演、日本テレビ系『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年)など、多岐にわたります。
特技はフィギュアスケートとクラシックバレエで、趣味は演劇鑑賞だそうです。
いかがでしたでしょうか。 フィギュアスケートの経験をお持ちで、表現力の高い女優さんとしてますます活躍されている森田望智さん。
アイスショー『氷艶』での演技も、今から本当に楽しみですね!
皆様もぜひ、ご注目ください。